今回はロリポップのメリット・デメリットについて紹介していきます。
私自身は2012年にロリポップ(当時のチカッパプラン)でWordPressを始め、現在もサブサイトの運用でお世話になっております。
エックスサーバー、ConoHa Wing、mixhost、スターサーバーなど他のレンタルサーバーなども使ってきてますので、他のサーバーとの違いについても解説していきます。
■ロリポップ ※契約期間2倍延長特典あり
⇒https://lolipop.jp/
ロリポップのメリット
ロリポップのメリットとして感じているのは以下です。
1.料金がとにかく安い
ロリポップのメリットと言えば料金の安さです。
他のレンタルサーバーがキャンペーン価格になっていてもロリポップは通常価格でもっと安いです。
特に2年目以降(1年契約の場合)の料金を比較してみればランニングコストが断然安いのが分かります。
ロリポップ ライトプラン | ロリポップ ハイスピード | エックスサーバー スタンダード | ConoHa Wing Wingパック |
|
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
3ヶ月 | 495円 | 1,320円 | 1,320円 | 1,331円 |
6ヶ月 | 462円 | 1,210円 | 1,210円 | 1,210円 |
12ヶ月 | 418円 | 990円 | 880円 | 971円 |
24ヶ月 | 352円 | 935円 | 783円 | 842円 |
36ヶ月 | 220 円 | 550円 | 693円 | 660円 |
2年目以降の月額 (1年契約した場合) | 418円 | 990円 | 1,100円 | 1,452円 |
※エコノミープランはデータベースがないため、WordPressは利用できません。注意。
2.初心者向けのマニュアルが充実していて、利用者も多い
ロリポップとエックスサーバーは利用者(国内シェア)が多いレンタルサーバーです。
「hostadvice」のデータを見てもエックスサーバーとロリポップのシェアがNO.1とNO.2です。
引用:2022年の日本でのウェブホスティングのマーケットシェア
利用者が多いため、困ったことやエラーが出た場合の対処など検索で解決することがほとんどです。
また、ロリポップは初心者向けのマニュアルが充実しています。
ということで、初心者向けのレンタルサーバーとしてもおすすめです。
3.ハイスピードプランはLiteSpeedを採用しており表示速度が高速
サイトの表示速度やレスポンスに関係してくる要因の1つがサーバーソフトウェアです。
サーバーのソフトウェアとして基本的なやつが「Apache」というものです。
Apacheが処理しきれない同時の大量アクセスを処理できるようなWebサーバーを作ろうと開発されたのが「nginx(エンジンエックス)」です。
「nginx(エンジンエックス)」を採用しているのが「エックスサーバー」や「ConoHa Wing」。
「nginx(エンジンエックス)」とは、大量の同時アクセスの処理に最適化され、静的コンテンツの配信に特化したWebサーバーです。突発的にPC・スマートフォンなどからアクセスが集中した場合でも高速かつ安定したWebサイトの運営が可能です。
Apacheでは、ユーザーからのリクエストを順次処理するため、リクエストの待ちが発生する場合がありますが、nginxでは大量のリクエストを同時並行で処理が可能です。
参考:エックスサーバー
最近はApacheやnginxからさらに進化した「LiteSpeed(ライトスピード)」というのも登場し「第四のWebサーバー」と言われてます。
という事でサーバーの表示速度やレスポンス的にはApache < nginx < LiteSpeedという感じでイメージしてもらってOKです。
ロリポップのサーバーは「Apache」を採用してますが、「ハイスピードプラン
」は一番最速の「LiteSpeed」を採用しているので超高速です。
また、LiteSpeedのプランだけ利用できる「LiteSpeed Cache」というWordPressプラグインを有効化することでページの読み込み時間を大幅に短縮し、サイトをさらに高速化できます。
ということで高速なサーバーを利用したいなら「ロリポップ!のハイスピードプラン」がおすすめです。
4.ハイスピードプランなら永久無料の独自ドメインを1つもらえる
ハイスピードプラン12ヶ月以上の契約だと永久無料の独自ドメインが1つもらえます。
独自ドメインというのは取得時だけでなく、更新時も更新費用がかかります(毎年)。
↓取得費と更新費
参考:ムームードメイン
上記図で言えば.comだと取得費用750円ですが、翌年の更新費用は1,728円となり、3年目も4年目もずっと1,728円ずつ費用が必要になります。
ということで、「永久無料のドメイン」というのは長期で利用すればするほどお得になります。
ロリポップを利用してみて感じたデメリット
先にデメリットから紹介していきます。
1.vCPUやメモリなどのサーバースペックが非公開
vCPUやメモリはサーバーの処理速度に直結し、数値が高いほどハイスペックです。
ロリポップはこのサーバーの性能部分であるvCPUやメモリが非公開となっています。
vCPUやメモリを公開しているエックスサーバーと比較した表が以下です。
vCPU/メモリ | 割り当て vCPU/メモリ |
|
---|---|---|
エックスサーバー | AMD EPYC(第4世代Milan) vCPU256コア/1536GB | 6コア/8GB ※リソース保証 |
ロリポップ | 非公開 | 非公開 |
通常のレンタルサーバー(共用サーバー)では、1つのサーバーを複数人で利用するため、他ユーザーの影響(負荷)を受けることがあります。
上記表にもあるように割当てられた「vCPU」と「メモリ」があり、エックスサーバーの場合はリソース保証となっています。
「リソース保証」とはアカウントに対して最低保証されるCPU・メモリ量です。
エックスサーバーの場合はリソース保証で6コア/8GBとなっていますので、他ユーザーの影響を受けることなく、安定的なサイト表示速度を維持することが可能です。
もちろんロリポップのハイスピードプランなどは高速なプランですが、前述したように他ユーザーの影響(負荷)を受ける可能性もありますので、高速で安定した運営をしたいという場合は「エックスサーバー」も検討してみてください。
2.アダルトサイトの運営はできない
ロリポップではアダルト、性風俗に関するコンテンツ出会い系サイトなどすべて禁止となっています。
参考:禁止事項|ロリポップ
アダルト関連の画像や動画はもちろん、アダルトや出会い系関連の広告を利用するかも?という方は最初からアダルトコンテンツOKなレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
3.セキュリティー機能のWAF(ファイアーウォール)がエラーを誘発し、使いにくいことがある
WAFは簡単にいうとセキュリティーのバリアみたいなものですが、これの判定が厳しくて時々正常なものもブロックしてしまうというイメージでOKです。
例えばプラグインの設定、テーマの設定などでエラーがでる場合に一時的にWAFの解除が必要になる場合があります。
対処方法としてはロリポップのユーザー専用ページから「セキュリティー」⇒「WAF設定」を無効化、設定完了後に再度WAFを有効化という手順です。
※WAFの設定反映には5分程度かかります。
4.土日や祝日のサポート
ロリポップのサポートはメール、チャット、電話サポート(ハイスピードプラン以上)があります。
チャットや電話サポートは平日の決まった時間のみの受付になりますし、時間帯によっては繋がりにくいこともあります。
土日や祝日のサポートについてはメールのサポートがありますが、返信に比較的時間がかかることが多かったです。
実際に質問のメール後の画面では、返信は48時間以内、ただし返事が遅れる場合ありと書かれています。
いただいたお問合せにつきましては、48時間以内にお返事を差し上げております。
ただし、調査にお時間を要する場合、多くのお問合せをいただいている場合は、お返事がおくれることがございます。予めご了承ください。
サポートに定評のあるエックスサーバーの場合は土日祝日関係なく24時間以内に返信がきますし、返信されてくる内容も的確です。
以上ロリポップを利用してみて感じたメリットとデメリットでした。
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