カエレバでAmazon検索が使えない?AmazonのPA-API制限の影響で変更になった点を解説

カエレバやRinkerでAmazonのリンクが使えない?PA-APIの詳細と代わりに使えるツールを比較してみた ブログやアフィリエイトに役立つツール
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2019/01/23にAmazonのProduct Advertising API 利用ポリシーの変更がありました。

これによってAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどのリンクを1発で作成できる便利ツール「カエレバ」「Rinker」などに影響がでてきました。

情報があれこれ出回ってますが間違っている情報なども多いので調べてまとめておきたいと思います。

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WEBエンジニア11年目。これまでに100を超えるサイトの立ち上げや運営に携わり、2017年に法人化。カスタマイズ、デザイン、ツール作成、サイト移転まで何でもこなします。

PA-API(Product Advertising API)とは?

PA-APIはAmazonで取り扱っている商品の情報をプログラムによって自動で取得して処理することができます。

Amazonの商品を紹介するツール「カエレバ」や「Rinker」などのツールはこのPA-APIを利用してAmazonの商品検索機能からリンクを作成してます(していました)

今回Amazonから発表されたPA-APIの利用ポリシーの変更により、一定の条件を満たしていない場合Amazon-PA-APIを利用した商品リンクの作成機能が使用できなくなるケースがでてきました。

AmazonのPA-API利用ポリシーは何が変更になった?

今回変更された点の何が問題かというと以下の部分です。

  • 1日あたりのリクエスト数の上限が8,640回に制限された
  • 売上が過去30日以内に発生しない場合に利用が制限される
  • 売上実績の発生がない場合は、PA-APIの利用開始ができない

参考:Product Advertising API について |Amazonアソシエイト

カエレバは運営側の「PA-APIのアクセスキー」「シークレットキー」を利用してます。利用者からのリクエスト数は8,640回よりも遥かに多いため、「1日あたりのリクエスト数の上限が8,640回」という部分でアウト。

Rinkerの場合は自分の(個人)の「PA-APIのアクセスキー」「シークレットキー」を利用するのでリクエスト数の上限は多くの方が問題ないですが、過去30日以内の売上が発生しないとAmazon検索機能の利用が制限されます(商品検索時にエラーがでます)。

ただし、よく勘違いされている方がいるのですが、PA-APIが制限されてもカエレバやRinkerが使えないということではなくて、Amazonの商品検索機能が使えないというだけなので「楽天検索機能」を利用してAmazonの商品の紹介を続けることはできます

また、カエレバでAmazonのボタンも表示されますし、ちゃんと売上(紹介料)も計上されます(確認済み)

カエレバできなくなったこと

前述したようにAmazonの検索機能を使わずに代わりに楽天の商品検索機能を利用します(AmazonのPA-APIを使わない)。

楽天検索機能で作成したリンクでも「Amazonのボタン」は出ますがクリックすると個別商品ページではなく検索結果一覧ページへ飛びます。

↓実際のリンクはこんな感じ。

新しくなったカエレバでの問題点

カエレバの場合、リンク作成はできて売上も発生しますが、AmazonのPA-APIの実績にはなりません。これはカエレバだけでなく、「もしもアフィリエイトのかんたんリンク」なども同じです。

カエレバは楽天検索機能で利用できますし、Amazonボタンからも売上は発生します。ただ、PA-APIの実績にはならないということ。

ちなみにAmazonのPA-API経由の売上がなくて制限されてもAmazonアソシエイトのアカウントが停止されたりとかいうことではありません。今後ずっとカエレバや簡単リンクを利用するのなら別にPA-APIを制限されていても問題なしです。

POINT

  • PA-APIが制限されても楽天検索は使える
  • Amazonボタンも表示されるし売上(紹介料)も発生する
  • カエレバ、もしもの簡単リンクでは売上は発生するがPA-APIの実績にはならない
  • もしもを含む他ASP経由のリンクも売上は発生するがPA-APIの実績にはならない
  • Amazonアソシエイトのアカウントが停止されるわけではない
  • PA-APIを使うプラグインやツールを使っていないなら制限されても全く関係なし

今後カエレバのようにAmazonメインではなく楽天メインでアフィリエイトするのも悪くはありません。

というのも2019年4月から楽天の紹介料もアップしてますのでAmazon、楽天どちらが良いのか?はサイトによって違ってきます(やってみないと分からない)。

もしも経由楽天紹介料

ちなみに上記はもしもアフィリエイト経由での楽天アフィリエイトの紹介料です。

もしも経由だと楽天の紹介料がポイントではなく現金でもらえますので、楽天アフィリエイトはもしも経由が推奨です。

もしもアフィリエイトの詳細ページを見る

AmazonのPA-APIの制限されたらどうやって解除できる?

AmazonのPA-APIの制限解除するためにはPA-API経由での売上が必要だと思っていたのですが、問い合わせしてみたところ以下のような回答を頂きました。

1.制限されたPA-APIについてPA-APIへのアクセスは売上実績が発生することで再び利用できるということですが、この売上実績はアソシエイトで生成したどのリンクでも良いでしょうか?テキストリンク、検索結果へのリンク、商品リンク(テキストのみ/画像のみ/テキストと画像リンク)、バナーリンクどの種類からの売上でもPA-APIのせ制限を解除する売上としてカウントされるのでしょうか?
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リンクにかかわらず、適切な売上実績をあげなければ、PA-APIのアクセス権は復活はしません。

——————
2.PA-APIが制限されているかどうか?また、解除されたかどうかというのはどこか(管理画面など)で確認できるのでしょうか?
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過去30日売り上げがなければ、PA-APIのアクセス権は消失します。確認画面は存在しませんのでこのルールをご留意ください。

どの種類でも良いから売上げを上げたら解除されるようですが、どれくらい?というのが公開されてないので難しい部分ですね。

とりあえずまずは売ろう!

カエレバ以外の無料ツールへのPA-APIの影響は?どのツールを使うのがいい?

前述したようにPA-APIが制限されていても楽天の検索機能を使ってリンク作成はできますし、Amazonボタンも生成されます(もちろん売上も発生する)。

ということでどのツールを使うべきか迷う方も多いと思いますが、それぞれのメリットとデメリットを簡単に紹介しておきます。

もしもアフィリエイトのかんたんリンクを使う場合

もしもアフィリエイトのかんたんリンクはこんな感じ。

↓Amazon・楽天・Yahooなどの商品リンクを1つにまとめたこんな感じのリンク作成ができます↓


「もしものかんたんリンク」はもしもアフィリエイトも悪くありませんが、こちらも独自の仕組みで実装されているため、AmazonのPA-APIの実績にはなりません

また、Yahoo!ショッピングの紹介料が0.77%と若干低いのがデメリットです。

別のASP(バリューコマース)経由だと1.02%になりますので、それが嫌なら「カエレバ」や「Rinker」利用が良いです。

もしもアフィリエイトのかんたんリンクを利用する場合は「もしもアフィリエイトの無料会員登録
」が必要です。

Rinkerを使う場合

Rinkerは以下のようなリンク作成ができます。自由ボタンも追加できるので自由度が高いです。

また、RinkerではGoogle Analyticsのトラッキングにも対応しているので、どの商品のどのショップリンクがどれだけクリックされたかが分かります

Rinkerトラッキング

Rinkerは基本「Amazon検索機能」を利用するため、PA-APIの実績が必要になります。

Rinkerの場合は自分の(個人)の「PA-APIのアクセスキー」「シークレットキー」を利用するのでリクエスト数の上限は多くの方が問題ないですが、過去30日以内の売上が発生しないとAmazon検索機能の利用が制限されます(商品検索時にエラーがでます)。

MEMO

過去30日間でPAAPI経由の売上がなく機能を制限されてしまうと、Rinkerの「Amazonから検索機能」が使えなくなります。

商品検索しても「リクエスト回数が多すぎます。 RequestThrottled」というエラーが出ます。

ただし、Amazon検索機能が制限されてもカエレバ同様に楽天検索も利用できるので、仮にPA-API制限されてもリンク作成はできます。

楽天検索機能で作成したリンクはもちろん売上が発生するけどPA-APIの実績にはなりません

RinekrでPA-API制限されないために

RinkerのAmazonボタンは「検索結果」と「詳細リンク」を選択できるようになっていて、Rinkerの設定でこの「詳細リンク」を選択していればAmazonリンクは「PA-API経由」のリンクになります

AmazonリンクPA-API

他のASPを経由しているAmazonの売り上げはPA-APIの実績にならないので設定で「もしもリンク優先ショップ」のチェックも外す必要があります。

AmazonリンクPA-API2

ただし、ややこしい部分ですが、PA-API制限されている(過去30日でPA-API経由の売上がない)場合はAmazonの検索機能が制限されるので、「楽天検索機能」でのリンク作成になります。

前述したように「楽天検索機能」で作成したリンクの場合、設定で「詳細リンク」を選択していても「検索結果のリンク」が生成されますのでPA-APIの実績にはなりません

どこかでPA-PAI経由を売上実績を作る必要はありますが、一度制限が解除されたらRinkerが一番使い勝手の良いツールかなと感じてます。

個人的にはRinkerが一番おすすめですが、Rinker利用には以下3つの条件があります。

  • WordPressの利用であること
  • Amazonアソシエイトの審査に合格していること
  • バリューコマースの無料会員登録

RinkerはWordPressのプラグインなのでWordPressの利用が必須です。

また、Amazonの「アクセスキー」と「シークレットキー」というのを利用するため、Amazonアソシエイトのアカウントも必要です。

それからYahoo!ショッピングのリンク作成するために「バリューコマースの無料会員登録」をしておく必要があります。

バリューコマース経由のYahoo!ショッピングの報酬は1.02%です。

カエレバを使う場合

RinkerはWordPress利用やAmazonアソシエイトのアカウントが必要という条件がありますが、カエレバには必須ではありません。

WordPress利用でなくても利用できますし、Amazonアソシエイトのアカウントがなくても「もしもアフィリエイト経由」でAmazon商品リンクを作成することができます。

ただし、前述したようにカエレバのリンクではPA-APIの実績にはなりません。

カエレバを利用する場合も「もしもアフィリエイト」と「バリューコマース」の無料会員登録が必要です。

まとめ

ということでAmazonのPA-APIの利用が制限されてもカエレバ、Rinker、もしものかんたんリンクどれも利用が可能です。

楽天検索機能で商品リンクを作成するので、Amazonボタンも表示されますし、売上も発生します。

ただし、楽天検索経由だとPA-APIの実績にはなりません。

PA-APIを使うプラグインやツールを使っていないなら制限されても影響なし

Amazonアソシエイトの審査に合格できない人:カエレバ・もしもかんたんリンクを利用する。

WordPressを利用してないって人:カエレバもしもかんたんリンクを利用する。

MEMO

どのツールを使うにしても「もしも」と「バリューコマース」は使うのでまだ無料会員登録してない方は済ませておいて下さい。

※もちろん登録も利用も無料です。

■もしもアフィリエイト
https://af.moshimo.com/

■バリューコマース
https://www.valuecommerce.ne.jp/

前述したようにAmazonアソシエイトのアカウントを持っていてWordPressを利用しているなら「Rinker」利用がおすすめです。

以上AmazonのPA-APIとカエレバやRineker、もしもの簡単リンクについてでした。

■Rinkerの導入と使い方
Rinker(リンカー)のインストールから設定まで図解で紹介

■カエレバの導入と使い方
【図解】カエレバの基本的な設定・使い方と注意点

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