今回はこれからWordPressを始める方向けにロリポップのプランの比較と選び方を解説していきます。
2023年の1月に値上げしたロリポップですが、2023年5月よりロリポップ全プランで初期費用が無料になり、プラン名称も変更になりましたので、それも踏まえて紹介していきます。
サーバー選びに関してはそもそも何を基準に比較していいのか分からないという状態の方も多いと思います(私も最初はそうだったので)。
という事で基礎的な部分を簡単に紹介しておきます。
※WordPressブログを個人で利用する前提での解説になります。
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【2024年最新版】ロリポップのプラン一覧
前述したように2023年10月よりロリポップ全プランで初期費用が無料になり、プラン名称も変更になりました。
具体的な変更点は
- 全プラン初期費用が「0円」になった
- 「ベーシックプラン」の名称が「ハイスピードプラン」に変更
- スタンダードプランの受付再開
- (ハイスピード・エンタープライズ限定)自動バックアップ復旧費用が「0円」
です。
現在のロリポップのプラン一覧は以下のようになりました。
ロリポップのおすすめプラン。すぐにプランを決めたい方向けのまとめ
プラン選びで迷っているなら以下2つのプランで検討してみることをおすすめします。
「ライトプラン」と「ハイスピード」の2択です。
ハイスピードプラン(コスパ抜群の高速プラン)
- 表示速度が高速でストレスなし
- 12ヶ月以上の契約でドメインがずっと無料になる
- 自動バックアップが標準装備
ハイスピードプランは高速の「LiteSpeed(ライトスピード)」を採用しているプランです。
LiteSpeedキャッシュというプラグインが利用できるので、とにかく表示速度が高速です。
ライトプランと比較すると複数のサイト作成ができる、自動バックアップが標準装備で、電話サポートもあります、また、12ヶ月以上の契約で永久無料の独自ドメインがもらえます。
ドメインは取得費用だけでなく、毎年更新費用がかかりますので、ドメインがずっと無料になるハイスピードプランの12ヶ月以上がお得です。
ライトプラン(とにかく安さ重視のプラン)
- とにかく安い(月額220円~)
- 表示速度は普通だけど必要十分なスペック
- データベースは1つしかないのでWordPressサイトは1つだけ
ライトプランはロリポップの中でWordPressが利用できる一番安いプランで、普通にWordPressやるならこれでも必要十分です。
あとから上位プランに変更できるので安いプランから初めて1つ1つ上位プランに上げていく作戦がおすすめ。
プラン | ロリポップ ライトプラン | ロリポップ ハイスピードプラン |
---|---|---|
表示速度・レスポンス | 普通 | 高速 |
ディスク容量 | 350GB | 500GB |
Webサーバー | Apache | LiteSpeed |
MySQL データベース | 50個 | 無制限 |
転送量の目安 | 無制限 | 無制限 |
初期費用(税込) | 初期費用無料 | 初期費用無料 |
自動バックアップ | なし | あり |
電話サポート | なし | あり |
独自ドメイン特典 | なし | 永久無料ドメイン特典あり |
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ロリポッププランのスペックを比較するために必要な基礎知識
さて、ここからは
・ロリポップのプランって何を比較したらいいの?
・プランのスペックの意味が分からない
という方向けに比較する時に重要なスペックを簡単に紹介していきます。
WordPress用のサーバープラン選びで知っておきたい事は次の5つです。
- 表示速度はなぜ速い必要があるのか?
- サーバーソフトウェア
- データベース(MySQL)
- サブドメイン・マルチドメイン
- 転送量や容量
それぞれ簡単に説明しておきますね。最後まで読むとこれから書く内容がスッキリ分かると思います。
サイトの表示速度はなぜ速い必要があるのか?
サイトの表示速度は訪問者(ユーザー)の滞在率や離脱率、売上、検索順位すべてに影響する要素です。
表示速度の遅いサイトは表示される前に訪問者が離脱して別のサイトへ行ってしまいますので売上にも直結する部分です。
そのため、表示速度は速いほど良いです。
表示速度に直結するWebサーバー(サーバーソフトウェア)
表示速度やレスポンスに関係してくるのがサーバーソフトウェアです。
サーバーのソフトウェアとして基本的なやつが「Apache」というものです。
Apacheを採用しているのがロリポップ、さくらのレンタルサーバー、バリューサーバーなど。
で、Apacheが処理しきれない同時の大量アクセスを処理できるようなWebサーバーを作ろうと開発されたのが「nginx(エンジンエックス)」です。
「nginx(エンジンエックス)」を採用しているのがエックスサーバー、スターサーバーなど。
参考:エックスサーバー
で、Apacheやnginxからさらに進化した「LiteSpeed(ライトスピード)」が第四のWebサーバーと言われてます。
という事でサーバーの表示速度やレスポンス的にはApache < nginx < LiteSpeedという感じでイメージしてもらってOKです。
参考:JETBOY
ロリポップのサーバーは「Apache」を採用してますが、「ハイスピードプラン」は一番最速の「LiteSpeed」を採用してます。
WordPressを利用するにはデータベース(MySQL)が必要
WordPressをインストールするためにはデータベースというのが必要になります。これを「MySQL」と言います。
とりあえずWordPressを立ち上げるには基本的に1つのデータベースが必要という事だけ知っておけばOK。
このデータベース1つに複数のWordPressをインストールする事は可能ですが、1つのデータベースに多くのWordPressを入れると結構な負荷がかかりますので、サイトの表示が遅くなったり、エラーが出やすくなります。
という事で基本1つのデータベース(MySQL)に1つのWordPressを入れるというのが推奨されます。
私も1つのデータベースに1つのWordPressを入れてます。
※ロリポップのエコノミープランは価格は安いですが、データベース(MySQL)が使えませんのでWordPressは使えません。
サブドメイン・マルチドメイン(独自ドメイン)について
レンタルサーバーのプランによって、マルチドメイン(独自ドメイン)・サブドメインが何個作れるのか制限があります。
マルチドメインは1つのサーバーでいくつの独自ドメインを管理できるか?という数です。
サブドメインというのは1つの親ドメインで沢山の子ドメインを作る事ができます。例えば私が最近取得したドメインは「affiliate150.com」というドメインですが、このドメインを1つ取得しておけば複数のサブドメインを作る事が可能です。
- http://×××/affiliate150.com/
- http://●●●/affiliate150.com/
この「×××」や「●●●」の部分に色々な文字を入れて使う事ができます。つまり、1つのドメインを取得しておけばサブドメインで沢山のサイトを作る事ができる訳です。
Yahoo!オークション: http://auction.yahoo.co.jp/
Yahoo!知恵袋:http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
Yahoo!のドメイン「yahoo.co.jp」に「auctions」や「chiebukuro」がサブドメインという感じです。
マルチドメインやサブドメインの数はどのプランでも十分な感じはするのであまり考えなくてもいいかも。
転送量や容量
転送量はサイトを閲覧する時にサーバ側から、送られるデータの量で、サーバーとユーザーとの間に、転送できるデータ量の目安。
要はアクセス数が多いと転送量も多くなるのですが、あまりにアクセスが集中するとサーバー側に負担がかかるため、転送量の上限が設定されてます。
ただ、レンタルサーバーなどの「共用サーバー」は、1サーバーを複数の運営者が共有することになるので転送量にそれほど大きな意味はないです。あくまで目安として見ておけばOKです。
【エコノミープラン】ではWordPressは使えない(動かせない)ので注意!
プラン名 | エコノミープラン |
---|---|
月額料金 | 99円(税込)~ |
容量 | 100GB |
Webサーバー | Apache |
ストレージ | HDD |
MySQL(データベース) | なし |
転送量 | 無制限 |
電話サポート | なし |
これは前述したように料金は月額99円~で格安ですが、データベース(MySQL)が使えません。つまり、このプランではWordPressを利用する事ができません。そのため、WordPress利用するならこのプランは却下。
「SQLite」というシステムを使い裏技的にエコノミープランでもWordPressを使う方法はあったのですが、必須のプラグイン「sqlite-integration」が2019年に配布停止されたため、現在は使えません。
ということで、どちらにしてもこの「エコノミープラン」ではWordPressは動かせません。
【ライトプラン】は料金重視の方におすすめの激安プラン
プラン名 | ライトプラン |
---|---|
月額料金 | 220円~(税込) |
容量 | 350GB |
Webサーバー | Apache |
ストレージ | HDD |
MySQL(データベース) | 50個 |
転送量 | 無制限 |
電話サポート | なし |
データベース(MySQL)が50個も使えますので、WordPressも利用できます。
容量は350GB。普通に使う分には十分すぎであり大抵のサイトは問題なく運営できます。
電話サポートも自動バックアップもないのがデメリットになりますが、バックアップは「BackWPup」という無料プラグインで代用できますし、電話サポートなくてもチャットやメールのサポートがあります。
表示速度は普通でスペック的にも十分。困ることはないレベルなので初心者の方にピッタリなプランです。
表示速度は普通で自動バックアップがないのがデメリットですが、料金は月額220円~と激安なので安さ重視ならライトプラン一択です。
【ハイスピードプラン】は表示速度爆速で安いコスパ◎なプラン
プラン名 | ハイスピードプラン |
---|---|
月額料金 | 550円(税込)~ |
容量 | 500GB |
Webサーバー | LiteSpeed |
ストレージ | SSD |
MySQL(データベース) | 無制限 |
転送量 | 無制限 |
電話サポート | あり |
ロリポップで一番コスパの良いのがハイスピードプラン。その名の通り、軽量で表示速度の高速化を実現できるプランです。
ロリポップのハイスピードプランではストレージがHDDよりも高速な「SSD」、さらにWeb Serverが「LiteSpeed」というのが最大の特徴です。
最速・最軽量と言われている「LiteSpeed(ライトスピード)」を採用してますので表示速度はかなり早いです。
参考:JETBOY
自動バックアップも標準装備で、電話サポートもついています。
12ヶ月以上の契約でドメインがずっと無料で使えるのもハイスピードプランのメリットです。
【エンタープライズプラン】はビジネス用の特別プラン
プラン名 | エンタープライズプラン |
---|---|
月額料金 | 2,200円(税込)~ |
容量 | 1.2TB |
Webサーバー | LiteSpeed |
ストレージ | SSD |
MySQL(データベース) | 無制限 |
転送量 | 無制限 |
電話サポート | あり |
エンタープライズプランはビジネス用の特別なプランです。独自ドメイン、マルチドメインは無制限で、データベース(MySQL)が100個使えますし、転送量も無制限なんですが、料金が月額2,200円(税込)になります。
普通のブログを運営するような場合には特にこのプランを選ぶ必要はないと思いますし、このプランを選択するようなサイトを運営するのであればロリポップとは別のサーバーも視野に入れて比較するべきと思います。
以上5つが基本的なプランです。個人利用であれば以下2つのプランから選べばOKです。
プラン | ロリポップ ライトプラン | ロリポップ ハイスピードプラン |
---|---|---|
表示速度・レスポンス | 普通 | 高速 |
ディスク容量 | 350GB | 500GB |
Webサーバー | Apache | LiteSpeed |
MySQL データベース | 50個 | 無制限 |
転送量の目安 | 無制限 | 無制限 |
初期費用(税込) | 初期費用無料 | 初期費用無料 |
自動バックアップ | なし | あり |
電話サポート | なし | あり |
独自ドメイン特典 | なし | 永久無料ドメイン特典あり |
月額の料金は長期の方が安いです。
どちらにしても取得したドメインが1年単位の更新だと思いますのでサーバーのプランも最低でも1年以上が良いですね。
サーバーの料金支払は自動更新がおすすめ
サーバーの料金は支払いを忘れるとサイトが見れなくなってしまいますし、サイトが表示されない時間が長いほど検索順位にも影響する場合あります。
そのため、料金の支払い方法は自動更新ができる「クレジットカード」もしくは「Paidy」がおすすめです。
自動更新にしておくことで払い忘れを防ぐことができます。
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